035VOL.35 時代の最先端の議論を見続けてきたコンコードボールルーム

2019.1.8 Tue.

1971年の開業時から、世界に先駆けたコンベンションホテルとして日本のMICE※をリードしてきた京王プラザホテル。名だたる国際会議を数多く成功に導いてきた舞台が、当時“東洋一”と謳われた本館5階のコンコードボールルームです。

2,000名様規模の会議にも対応できる1320㎡という壮大なスペースに加え、国連方式の6カ国語同時通訳装置やテレビ中継設備、報道関係者席をいち早く完備。当時の最新技術を駆使した照明や音響の設備が、さまざまなドラマが生み出される空間を印象的に彩ってきました。開業間もなく日本で初めて「世界大都市会議」の誘致に成功、続くアメリカ大企業の大型コンベンションでは、500人単位のお客様がジャンボジェット機で12回もやってきたというエピソードも。また1980年代には「国際社会福祉会議」や1988年の「リハビリテーション世界会議」などの開催を機に、世界に先駆けて施設のバリアフリー化を実現、2001年には全館に光ケーブルを導入し、その後IT関連の国際会議が多く開催されるようになりました。

2008年の大改装で、さらに格調と先進性が高まったコンコードボールルーム。その歴史はそのまま、最新技術や先端医療、革新を続けるITなど多彩な国際会議の歴史であり、その時代、時代の最先端の議論を見続けてきたといえるのです。

今日も世界から多くのお客様をお迎えするコンコードボールルームのカーペットデザインは水の波紋がテーマ。 そこには“時代の波”を起こしていく会場という、これまでの実績と自負、そしてこれからの期待を担う思いが込められています。

※MICEとは 企業系の会議(Meeting)、企業の行う報奨・研修旅行(Incentive)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、イベントや展示会・見本市(Event/Exhibition)の頭文字をとった言葉で、学術研究・業界等のさらなる発展を目的とするビジネスイベントの総称です。