044調理油を石けんにする、エコなリサイクル

2019.6.27 Thu.

21世紀のエコロジカル・クリーン・ホテルを目指し、1991年に廃棄物指導委員会を発足させたのを皮切りにさまざまな取組みを重ねてきた京王プラザホテル。

なかでも調理場で使用した廃食用油の分別と再利用は1992年からいち早く着手したエコロジー活動です。これは植物性の油(廃食用油)を専門業者によって回収し、脱水・濾過ののちに化粧品原料となる高純度の脂肪酸に再生してリサイクル石けんに生まれ変わらせるもの。2009年からは肌にもやさしいグレードの水石けんに精製し、ホテルバックヤードの一部の手洗い場で使用しています。

流せば水質汚染に、燃やせば二酸化炭素の発生につながる廃食用油。その有効活用は廃棄物の減量を実現するとともに、バックヤード内での安定した循環リサイクルを実現しています。