日本初の超高層ホテルとして開業して以来、京王プラザホテルの舞台裏を支えてきたのは何よりも安心・安全を優先する姿勢でした。「ホテルの安心・安全こそ最高のサービス」と考え、その基盤を担う警備・防災・衛生管理の下、ホテルスタッフ全員が防災意識をつねに高くもつように日々訓練や管理を実施しています。
近年では2005年に「大震災に備えるワーキングチーム」を設置し、社内訓練を拡充。2011年に起きた東日本大震災時には「京王プラザホテルならなんとかなる、ここだったら安心…」と自然発生的に集まってこられた帰宅困難のお客様の受け入れや誘導にあたり、ホテルマンとして対応し続けるなかで多くの教訓を得ることができました。
海外からのお客様には絵で避難誘導の説明ができる5ヵ国語対応の携帯コミュニケーションカードの作成や大柄な外国人を想定した救急搬送訓練を、また2020年には盲導犬・介助犬も参加した非難訓練を実施するなど、ホテル独自の取り組みも幅広く充実させています。
大規模訓練から深夜帯の訓練、部署単位で実施する小さなトレーニングまで、ここ3年間で行われた防災訓練は平均して年間440回にも。現場に合った実効性のある訓練の積み重ねは、東京防災救急協会をはじめ数々の表彰をいただいてきました。さらに、これら防災訓練や防火管理面、自衛消防審査会での活躍等が総合的に評価され、2021年10月20日には東京消防庁から栄誉ある「消防総監感謝状」が授与されました。
どなたにも入りやすいフレンドリーな雰囲気ときめ細かな防災体制・セキュリティの両立に努めてきた京王プラザホテル。コロナ禍の現在は、清掃・消毒の徹底をはじめ新たな宴会スタイルのご提案など、お客様に安心してご滞在、ご利用いただけるよう「新しい生活様式」を考慮した感染症対策にも全力で取り組んでいます。
笑顔とともに、安心・安全をすべてのお客様に。プラザ（広場）であり続けることは、「安心・安全」であることなのです。
