086冬の風物詩になったイルミネーションナイト

2022.2.15 Tue.

開業間もない1975年1月、テレビ番組のスペシャル企画として京王プラザホテルの壁面にビートルズの映画を投影するという前代未聞のイベントが実況中継されました。超高層ビルをスクリーンにしたこの壮挙をヒントに、ホテル壁面を使ったスケールの大きなイベントをやろうというホテルスタッフの意気込みから生まれたのが、1994年12月に始まった「イルミネーションナイト」です。

ご応募いただいた約400名のお客様にパフォーマーとなっていただき、合図に合わせて一斉に客室のカーテンの開け閉めを行うことで、ホテル壁面に壮大な光のアートを描き出す一夜限りのナイトイベント。澄みきった冬空に約20種類もの絵柄やメッセージが次々と描き出される光景は圧巻で、開催日には毎年多くのギャラリーが集まり、ホテル周辺は華やかな歓声に包まれました。そのいちばんの醍醐味は、ホテルスタッフとお客様が心を合わせ、ひとつになる一体感。文字通り手づくりのイベントは大きな反響を呼び、2014年まで実に20年間、クリスマスを彩る風物詩として親しまれたのです。

コロナ禍の2020年夏にはこのノウハウを活かした「イルミネーションメッセージ〜元気になろう〜」を実施。ホテルスタッフが、医療従事者のみなさまや近隣のみなさまに向けて愛と感謝を込めたハートマークを描き出し、多くの方から感動の声をいただきました。

参加者も笑顔、ご覧になる方々も笑顔、ホテルを媒体にあたたかな想いが行き交った「イルミネーションナイト」。その経験と実績は、京王プラザホテルだからこそお届けできるイベントとして、大切な財産のひとつになっています。