096初代シェフから受け継がれる、クリスマスの伝統菓子シュトーレン

2023.5.22 Mon.

毎年趣向を凝らした多彩なラインナップが話題となる、京王プラザホテルのクリスマス。
そのなかでも不動の人気を誇るのが、初代ドイツ人シェフ直伝のレシピで作るシュトーレンです。

シュトーレンはアドヴェント※の期間に食べる、ドイツの伝統的なクリスマス菓子。ホテルの開業当時、初代総料理長ポール・ミュラーとともに京王プラザホテルの味の基礎を築き「お菓子の芸術家」と評された初代製菓料理長のハルトムート・カイテルのレシピが、半世紀を経た今も大切に受け継がれています。

たっぷりのバターに浸したしっとり生地に、ラム酒に漬けたドライフルーツやナッツ、スパイスをふんだんに使い、マジパンを練り込んで焼き上げる独自のレシピは、深みのあるリッチな味わいが特徴。生地づくりから焼き入れ、冷やしと手のかかる作業を丁寧にこなし、真っ白な粉砂糖をまとわせて完成するまでに約10日間かかります。

手に取るとずっしり重いシュトーレンは、日に日に味が馴染んで美味しさが変化していくのも楽しみのひとつ。クリスマスの到来を待ちながら家族や友人たちと少しずつ切って食べるのが昔からの習わしです。

例年、クリスマスケーキの企画が始まるのが5月。伝統のシュトーレンは11月上旬には店頭に並びます。京王プラザホテルにしかない逸品を、ぜひお楽しみに。

※アドヴェント:クリスマスの4週間前から始まる、イエス・キリストの降誕を待つ期間