046愛され続けるホテルメイドの逸品 コペンハーゲナー

2019.8.13 Tue.

ロングセラーでベストセラー。創業時から受け継ぐ伝統の味を数多くもつ京王プラザホテルのメニューの中でも、ホテルを代表する手土産として愛され続ける焼き菓子「コペンハーゲナー」をご存知ですか? そのレシピは今も変わらず当時のまま。開業時、ドイツ人総料理長のもとで稀代の製菓担当料理長として名を馳せたハルトムート・カイテル氏が、修業時代にデンマークで出会ったお菓子を原型に独自のアレンジを加え、ホテルオリジナルの北欧風焼き菓子として誕生させたと伝えられています。

バターと蜂蜜、アーモンドをふんだんに使ってじっくり焼き上げたコペンハーゲナーは、表面はカリっと香ばしく、中はサクサクしっとり濃厚な美味しさ。その秘密は1時間半かけて焼いた生地に、それぞれ蜂蜜とアーモンドペースト、アプリコットジャムをはさんでさらにもう1時間半焼き上げて重ね合わせた、二層の生地のハーモニーにあるようです。焼き上がったものは手作業でカットし、1つ1つ丁寧に透明フィルムで包装します。手間も時間もかかるため、このお菓子をシェフパティシエ穐山敏信が作るのは週に1回、約400個。10個入りの箱で週に約40箱の限定となっています。

「開業時とは材料の仕入れも環境も異なるなか、伝統のレシピを守り続けるのは容易なことではありませんが、時代が移り変わっても変わらずに愛し続けてくださるお客様がいらっしゃることは本当にありがたいことです。使命感を感じます」と語る穐山。 ホテルメイドの逸品コペンハーゲナーは、そんなパティシエたちの熱い想いに支えられて今年48年目を迎えます。

※コペンハーゲナーは本館2階フードブティック〈ポピンズ〉や公式ホームページのオンラインショップでお求めいただけるほか、本館3階アートラウンジ〈デュエット〉でもコペンハーゲナーセット(コーヒーまたは紅茶付き)としてご用意しています。
※限定生産のため、売り切れの際はご容赦ください。