049太古の海の記憶、ロビーに眠るアンモナイト

2019.10.4 Fri.

広々とした床一面に美しい大理石が敷き詰められた京王プラザホテルのロビー。その中に、古生代に生きた海の生物アンモナイトの化石が眠っているのをご存知ですか?

アンモナイトはオウムガイやイカ、タコと同じ頭足類の仲間で、平らな巻貝の形をした殻をもっているのが特徴の生き物。恐竜たちと一緒に約6500万年前に絶滅したといわれています。サンゴや貝などの遺骸が堆積してできた石灰岩が熱によって再結晶した大理石は化石が入っていることが多く、スペイン産のロッソアリカンテという大理石を用いた南館3階ロビーには、現在わかっているものだけで18個の化石が確認されています。

夏休みに行われる子どもたちによるアンモナイト探しのイベントでは、月に約100名のお子さまたちがご家族と一緒に名探偵ぶりを発揮。ホテルスタッフとの楽しい交流の場にもなっています。
太古の海の記憶を今に伝えてくれる、ロビーに眠るアンモナイトの化石たち。みなさんもぜひ探してみてくださいね。